■血圧に注意


血圧は、生活習慣病に限らず、あらゆる病気のシグナルであり、生活の乱れを表す指標でもあります。血圧によって、その人の生活習慣が見えてくるといっても過言ではないでしょう。まず、生活習慣病のひとつとして数えられている、高血圧の診断を行うのが大きな目的です。高血圧は、動脈硬化を引き起こし、それが脳卒中、閉塞性動脈硬化、虚血性心疾患、心不全、腎障害などの合併症を引き起こす大変危険な状態なので、これを予防するということからも、血圧を測ることは非常に大事なこととなります。

さらに、メタボリックシンドロームなど、非常に危険な病気を回避する上でも重要な検査ですが、そこまで至らなくても、生活習慣を改める必要がある人への警告を行うという意味合いもあるのです。血圧測定では、上が130、下が85mmHg以上の場合が指導の対象となります。血圧は個人でコントロールするのは難しいので、このような機会に専門家から指導を仰ぎ、体質と生活習慣の改善を行うきっかけを作れるというのは、非常に意義のあることでもあります。

最近は、血圧は、薬局や公共機関などで簡単に測ることができます。しかし、どの程度の数字だったら深刻なのか、どれくらいだったら大丈夫なのかというのは、ある程度個人差もあり、専門家でないと明確にはわかりません。集団検診などで高血圧と診断された場合には、速やかに医師の診断を受けることです。高血圧の怖さを理解した上で、症状が軽い時期から治療を行うことが大切です。

高血圧と診断された場合、高血圧が原因不明の本態性(一次性)なのか、他の病気が原因による二次性なのかを判別し、二次性の疑いがある場合には、その原因となっている病気を調べ、治療する必要があります。

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