■メタボリックシンドロームに関する予備知識として


メタボ検診が実施されるようになり、これに伴って、メタボリックシンドロームについての正確な知識を持っておく必要も高まっています。特に日本人は民族的特徴から、アメリカ人などと比べ、このメタボリックシンドロームに悪影響を受けやすいとされています。メタボリックシンドロームのメタボリックとは、元々は代謝を意味するメタボリズムの事ですが、ここでは代謝異常や代謝障害、という意味になります。これにシンドローム(症候群)が加わる事で、代謝異常症候群、となるわけです。

メタボリックシンドロームは、代謝異常を引き起こす病気が重なっている状態、ということになります。メタボリックシンドロームの定義としては、肥満に加え高血糖、高血圧、高脂血症の状態が2つ以上重なった状態の事を指します。例えば、肥満状態の際に高血圧と糖尿病も患っているとなれば、これは完全なメタボとされます。肥満や高血圧の具体的な状態は、国によって定義が異なりますが、日本の場合は以下の基準が設けられています。

・肥満:腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の状態
 若しくはBMIが25以上
・高血圧:収縮期血圧(上)が130mmHg、
 拡張期血圧(下)が85mmHg以上
・高血糖:空腹時の血糖値が110mg/dl以上
・高脂血症:中性脂肪値が150mg/dl以上
 若しくは善玉(HDL)コレステロール値が40mg/dl未満

これらの数値はメタボ検診にもそのまま採用され、この条件を、肥満に加えて他のどれか一つが満たしている場合は、メタボという診断が下され、指導を受ける事になります。ただし、現状、基準値や指導の対象に関しては、適切でない、という声も一部の医師からあり、まだ、メタボリックシンドロームの定義は明確にされていない、ということは頭に入れておくべきでしょう。今後のメタボ検診の動向も、注意してみるべきかもしれません。

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