■成人病と生活習慣病の違い


生活習慣病は、かつては成人病と呼ばれていました。では、成人病と生活習慣病はどう違うのか?と思うかもしれませんね。従来、成人病は加齢に注目したものでしたが、H8年12月、厚生省「公衆衛生審議会」が、生活習慣に着目し、生活習慣病という概念を新たに導入しょうという考えを打ち出しました。

これに伴い「生活習慣病」に改められる事となったのです。つまり、成人病と生活習慣病は、名称が違うだけで、特に違いはありません。生活習慣病の定義は「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」とされています。

生活習慣病の範囲として、

■食習慣によるもの=インスリン非依存型糖尿病,肥満症,高脂血症(家族制のものを除く), 高尿酸血症,循環器病(先天性のものを除く),大腸がん(家族性のものを除く),歯周病等。

■運動習慣によるもの=インスリン非依存型糖尿病,肥満症,高脂血症(家族性のものを除く),高血圧症等。

■喫煙によるもの=肺扁平上皮がん,循環器病(先天性のものを除く),慢性気管支炎,肺気腫,歯周病等。

■飲酒によるもの=アルコール性肝疾患など。このように分類されています。

また、成人病と生活習慣病の違いは、一次予防と二次予防の違いともされます。

●一次予防
=健康的な生活習慣の確立による、健康増進・発病予防。

●二次予防
=定期的な健康診査による、早期発見・早期治療。

二次予防にあたるのが成人病で、健康診断で症状のないうちに病気を見つけて治療してしまおうという考え方です。これに対し、生活習慣病は一次予防に当たります。成人病から一歩進め、病気にならないような生活をしよう、という考え方です。自分でコントロールできることは自分でコントロールし、未然に病気を防ごうというわけです。 

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